天然歯と区別がつかないほど自然で美しい仕上がり
インプラント治療は近年大きな進化を果たしております。
しかし、いまだに一般的なクリニックでは失った歯の部分に噛む機能を復活させるだけに終止しています。
当クリニックでは審美的要素をインプラントに付与できないものかと、1995年頃から研究してまいりました。
「ただ噛めるだけ」のインプラントからの脱却を目指し「より自然な仕上がり」を今後も追求していきます。
歯槽骨の薄い部分にもインプラントが必要な症例
患者様の歯槽骨の形態は人それぞれであり、
中にはインプラントを非常に埋め込みにくい歯槽骨もあります。
例えば骨の厚みがなく薄い場合、インプラントを埋入できない場合があります(骨の厚みよりインプラントが長いと骨を突き抜けてしまいます。)
その場合、骨補填材を用いて骨量そのものを増やし、
インプラントが安定する環境に意図的に改善しなければなりません。
CT導入により事前に歯槽骨の厚さや幅を3次元的に計測できる近年では、
増骨する手術(ソケットリフト・サイナスリフト)の事前計画が
正確にできるようになりました。
3DパノラマX線装置
インプラント埋入位置予想図
レントゲン写真（CT撮影）
手術直後のパノラマレントゲン写真
増骨した骨補填（黄色の実線内）
術前
術後
自然な仕上がりを追求したインプラント治療
永久歯の犬歯が先天的に存在しない患者様の症例。
通常あるはずの左右の犬歯の部分に
小さな乳歯が大人になっても残っていました。
美しく仕上げるのがとても難しい難症例です。
インプラントの治療前に通常の犬歯横幅分のスペースを確保する必要があり、事前に矯正処置からスタート。
より自然な仕上がりを追求する為、
特注の土台を金合金でつくりました(一般的にはチタン合金の既製品を使用しますが奇麗な形態にならない)。
手間と時間はかかりますが、自然な仕上がりに患者様は満足され、
我々も嬉しいかぎりです。
インプラント治療後も前歯に再度矯正器具を付けて
最終の歯軸調整を今後実施し、さらに奇麗に仕上げる予定。
矯正治療でスペースを作った右側
インプラント治療直後の右側
矯正治療でスペースを作った左側
インプラント治療直後の左側
インプラント植立前
この後、さらに前歯の歯軸を
矯正予定
特注土台制作のための
作業
出来上がった
金合金の土台
土台を口腔内に装着
技工所でかぶせもの
作成
多数歯欠損症例にインプラントを適応
上顎には奥歯が一本しか残っていません。下顎も奥歯が3本欠損しています。
通常の保険治療では当然「入れ歯」が妥当ですが、
患者様の希望でインプラント治療を選択しました。
ブリッジをかぶせる為、土台の方向も特注アバットメントを
製作して整えます。
手術も数回に分けて実施する為、このような症例ですと
インプラント治療開始から最後までは最低半年はかかります。
この症例も難症例でしたが、仕上がりも奇麗で満足いく結果となりました。
動かない痛くない「入れ歯」を追求し
インプラントを併用
現在、入れ歯をご使用の方はこのような経験ありませんか？
入れ歯が食べる度に動いて痛かったり、
口を開けるたびに浮いてしまい落ち着かない事。
特に顎の骨がやせている方は顕著にこのような症状がでやすいですよね。
どうか、諦めないでください。
インプラントを併用した入れ歯ならその悩みから解放されます。
植立したインプラントにボールアタッチメントと呼ばれる土台(オス)を
装着し、入れ歯内面のゴム状のアンカー(メス)にはめ込む事により、
動かない入れ歯にする事が可能です。
